「0.7%減」は織り込み済みだったろうが……米1−3月期GDP改定値。

 今日の日経朝刊7面(国際2)トップに、昨日米商務省が発表した1−3月期実質GDP(季調済)改定値で年率換算0.7%減だったと出ていた。朝日や読売にも経済面にベタで出ていたが、毎日には出ていなかったので、こういう時の定番として日経を片手に綴る。

 商務省では、0.2%増だとした速報値よりも0.9ポイント下がった理由を「住宅投資の上向きに対し、輸入増と製造・卸売の在庫投資の減少、政府支出のマイナス幅の広がりといった悪材料がかき消した」と説明する。3月貿易統計で赤字が拡大したのも、西海岸の港湾ストで輸出がままならない中で輸入ばかりが増えたためだし、個人消費が鈍いままなのもGDPの軟調さに影響した。

 あと、期中の寒波も影響しているので、逆にいえば今4−6はそれがあり得ない上、ストという人的要因もなければ今4−6は「反発」する筈だとも思える。1−3は単なるイレギュラーと思っておいて良さそう、というか少なくともそうヘコむ必要はなかろう。