相変わらず重要外報の遅い毎日。

 米商務省が1−3月期GDP改定値を発表したのが現地29日で、翌30日朝には日経本紙はもとより、朝日や読売にもベタではあったが載っていた。しかし毎日には昨日結局、朝夕刊どちらにも出ないまま終わっていた。

 そして今日の朝刊になってやっと、7面(総合・経済)中ほどにベタで出てきた。一体何故なのか、よく分からない。

 仮に「昨日朝夕刊共に載せるスペースが全くなかった」というなら、十分なくらい説得力に欠ける。経済記事でもとりわけ日米欧中といった主要各国のGDP云々というのは、重要度でトップクラスだ。良し悪しはともかく、これによって発表直後は勿論、少なくとも数日は金融資本市場の材料になるのだ。現に当日NYダウが、前日28日比115ドル安で引けたのだ。

 なので30日付朝刊では、日経ほどのスペースは望めないにしても、ベタでいいから強引にスペースを確保し、他の記事を犠牲にしてまで載せるべきだったのだ。

 何年前だったか忘れたが、以前にも欧州だったか、地下鉄の事故の記事が毎日だけ遅かったことがあった。こういったように、超ド級と言える重要な外報を載せるのがどういうわけか遅い、それが相変わらずなのが遺憾と言えば遺憾だ。