昨日まず米がクシャミ……ADP雇用リポート&イエレン・ショック。

 今日の日経夕刊3面(総合)中ほどにベタで、毎月米労働省の雇用統計に先んじて発表する、民間雇用サービス会社ADP(オートマチック・データ・プロッセッシング……単語のスペル分からず(?))が昨日、4月の全米雇用リポートにて非農業部門雇用者数(政府部門除く)が前月比16万9000人増と発表したと出ていた。しかし市場予想が18万9000だったことから、NY株が軟調に推移する材料となった。

 更に材料はそれにとどまらず、1面にはFRBのイエレン議長がワシントンでの講演後の記者会見か何かで、NY株式市場について「概して高い水準だ」と語ったと出ていた。議長は14年7月にも「ソーシャルメディアやバイオどころの評価過剰」と語っていて、今回はマクロ的な発言をすることで市場に警鐘を鳴らしたと受け取られている。

 そんなこんなのダブルショックがあれば下げない筈がなく、昨日NYダウは86ドル22セント安の1万7841ドル98セントと続落して引けた。