そして今日日本が風邪……東証反落。

 今日の木曜日、GW明けのようやく週明け(?)という東証で案の定、日経平均が反落し、先週末1日比239円64銭安の1万9291円99銭で引けた。4月1日以来の安値だったといい、米国発のそういうトリプルのクシャミ(ADP、イエレン、ダウ続落)が起きれば、久しぶりに風邪をひかないわけにはいかなかった(?)。のみならず、今日は上海等の周辺アジア市場でも体調が悪化したという。

 ただ、個別銘柄で見ればショックが寄り付きだけだったのも散見されたようだ。SBI証券Webで、早く買戻ししたい新日鉄住金のチャートを見ると、寄り付きこそ3.9円安の307.2円だったが即座に値を戻し、結局0.6円高の311.7円で引けていた。ただ、もう一方の、明日決算発表でもある三井物産軟調なまま、13.5円安の1661.0円だった。

 日本時間の明日晩に米4月雇用統計の発表だが、明日の東証が続落するとすれば、欧米市場の続落等はさることながら「発表前とはいうものの、ADPがそうだったから、どうせ悪いに決まっている。もう週末だし(?)一応売ってしまえ」とのマインドの蔓延だろう。風邪が完治するのも来週以降というわけだ。