鉄鉱石価格下げ一服か!?

 今日の日経朝刊21面(マーケット商品)に、鉄鉱石の豪州産スポット価格が1トン52〜53ドルと下げ止まってきたと出ていた。月初比で13%高だという。

 一時10年ぶりの安値46〜47ドルまで下がった際、「資源メジャーに比べ、中堅会社は採算割れに陥っている」と言われ、11日にも取り上げたが、豪のアトラス・アイアンが今月以降の生産を中止した。なので、下手をすれば生産会社の淘汰まで進むとの思惑まで広がって、下げ止まったと推測される。

 しかしリオ・ティント等のメジャーは増産するといい、ダブつきは避けられないとの見方が多いという。

 そういう姿勢の資源メジャーは、丁度石油でいうOPECのサウジアラビアの如しだ(?)。サウジが間接的にか、米シェール会社をぶっ潰したように、生産中止不可避の中小どころを一掃しようとの空恐ろしい戦略も垣間見える。