やはり「12両へ増結」「それを含む総工事費750億」。

 今日の読売朝刊33面(地域)に、20年をメドとした例のJR中央快速・青梅線に2両のグリーン車連結のことが出ていた。そこには、6日付の日経産業新聞に出ていなかった2つの疑問が載っていた。

 「現行の10両の普通車に2両のグリーン増結で、都合12両に増車」
 「それに伴う駅ホームの延長や車両基地の再整備等で、事業総額750億を投じる」

 
 かねてからいわゆる「首都圏5方面作戦」の中で、中央線のみグリーンの連結がなかった。やはり101系導入以降、半世紀以上もオールロングシートの通勤仕様の編成でやってきた上、東海道等と違って思うように増車もできなかったことでグリーン導入が遅れた格好だった。なので「中央線だけはグリーンは入れまい」という固定観念があり、僕的に前代未聞でもあると驚いたわけだ。

 もっとも先代の201系から完全に置き換わって既に何年になるか、オールロングシートとはいえ現行のE233系0番台にグリーンは、外観上はもとより内装比較においても確かに全く違和感がない。201系以前の形式にグリーンはさすがに違和感、いや、想像もつかなかったが(?)、E233は更に1000番台から8000番台まで8種の番台のバリエーションがあり(4000番台は欠番)、今やそれこそ「5方面作戦」のうち総武線を除く4方面での主役だ(『鉄道ジャーナル』3月号 特集「首都の顔E233系」)。