3年後をメドに「LNG先物取引」創設……商社株取引での“新指標”ができ歓迎(!)。

 今日の日経朝刊5面(経済)に、週明けの明後日18日にも経済産業省が15年度をメドに、東京工業品取引所でのLNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)その他の先物取引をスタートさせる旨の発表をするという記事が出ていた。今日再稼働を決めた関電大飯原発2基以外の、国内48基の原発再稼働のメドが全くつかないという昨今の原発問題で、急な火力発電“復活”によってLNGの輸入が急増、つれて価格も急騰……こういった価格変動リスクを回避してもらいたいと、直接の“消費者”たる電力・ガス各社はもちろん、LNGの輸入に携わる商社にも利用を促したいとしている。また、天然ガス先物市場自体は欧米にもあるが、LNGに関しては未整備、なのでこの試みが実現すれば世界初となり、ひいては国際指標になるのも“夢”ではないという。
 LNGやシェールガスといった“新資源”の、そういった市場の整備も考えてみれば時代の要請であり、納得というか歓迎したい感がある。とりわけ商社株なかんずく三井物産株をその時も取引しているであろう(?)僕的には、今回の中計終了後にそういう“新資源指標”ができれば、物産も経営しやすかろうし、株主的にも先読みしやすいということでなおのこと、1日も早くという思いもわいてくる。