三井物産株、大幅続“暴”落で(?)含み益風前の灯。

 昨日28日のNY原油・WTI先物で、1バレル105.41ドルと前日比1.92ドル安で引けたと今朝のニュース&日経電子版での表示にあり、ちょっとイヤな予感がした刹那に読んだ日経朝刊7面(国際2)準トップ……米仏が昨今の原油高対策として備蓄の放出を検討しているという記事が、まさかそのWTIのみならず、今日の東証三井物産が46円安(!)の1354円で引ける材料になろうとまで思わなかった(!)。含み益も何と200株1000円にまで落ち込み、まさに風前の灯、Myエース銘柄のピンチである(?)。
 記事では折しも両国が今年の大統領選を控えていて、多分に政治的思惑だろうとしていた。ただ、IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)の最終判断を待つとし、現にそこで加盟28ヵ国による戦略備蓄放出を検討中とされるが、IEAの定めにある「石油供給途絶の恐れ」が放出条件であって、別に湾岸戦争が再勃発したわけでもなければ、イランがホルムズをシャットダウンしたわけでもないのに、そういった単なる相場操縦狙いは御法度としているという。
 「その辺はさすがIEA」と言うしかない(?)。また、今日の夕刊共々未だ公式コメントが出ていないが、そういった相場操縦はOPECも黙ってはいまい(?)。まあ今日のこの材料はよく読めばあくまで「検討中」であって、実際に備蓄放出できるか否かは以上のようなことを踏まえれば流動的と言わざるを得まい。