実質12年度相場スタートから反落だが……

 今日から実質12年度相場入りした東証で、まず日経平均ベースの配当落ち分は約88円だという。そして前日のその236円高の反動から利食い売りが先行、アジア市場が軒並み軟調だったことも重荷となり下げ幅が一時130円強になった。一方で円高修正の持続で輸出関連株が底堅く推移したことで下げ渋り、結局昨日比72円58銭安の1万0182円57銭で引けた……日経平均自体は配当落ち分を一応埋めたわけだが、我が3銘柄で新日鉄が変わらずの234円、住金も変わらずの170円だった一方、三井物産が30円安(!)の1400円ジャストだった。含み益も新日鉄&住金が現状維持の1000株1万3000円、500株1500円だったが、物産が200株1万200円に減ってしまった。
 新日鉄&住金が配当未公表ながら言ってみれば一応“配当落ち”を埋めた格好の一方、物産の今日の30円安は「配当(28円)落ち分プラス2円」というわけだ(?)。もっともそうかと言って決して「昨日売っとけば良かった」とはならず、昨日1430円で売れる保証がなかったし、大体有報も貰えなくなってしまう(!)。物産の12年度の業績も若干落ちる程度で、そろそろ取りまとめる意向の中期経営計画で「積極投資&株主還元」が焦点らしく、なかんずく通期配当が53円であろう……と12日に買った日経会社情報最新号に出ており、ひとまずそれを“材料”に持続の一手だ(!)。