ホントは高度経済成長期だが……明治時代でいいか(はてなのお題)。

 昨日決定したという、はてなダイアリーのお題が「行ってみたい時代」だというので、瞬時に昭和30〜40年代の高度経済成長期だと思った。とりわけ「もはや戦後ではない」の名ゼリフをいだく、1956年(昭和31年)の経済白書を読んでみたいのは然ることながら、いわゆる40年不況、中でも当時の山一證券の運用預りの行き詰まりに始まる一連の大騒動を目の当たりにしたいし、現在の新日鉄住金の前身の前身にあたり、毎日新聞のスクープに端を発する八幡製鉄と富士製鉄の合併も然りだ。

 ついでに新聞のスクープで言えば、69年(昭和44年)元旦の「第一・三菱銀合併」という読売や、その話が潰れた後の「第一・日本勧銀合併」という日経もあるから、その間のナマのドラマも目の当たりにしたい。既に生まれてはいたが如何せん幼少の時分で、知っているわけがないのだ(!)。

 しかし「〜時代」でなければならない……まあ以上のことは「昭和時代」なのだが、大正や明治あるいはそれ以前の、従来から山ほどある時代劇でお馴染みの江戸や、いかにも雅そうな奈良や平安その他でなければならないというなら、仕方がないので明治で我慢したい(?)。

 明治維新は然ることながら、朝日や読売、大坂日報&東京日日(現毎日)、中外物価新報(現日経)の創刊までの動向や、「日本資本主義の父」渋沢栄一の活躍に至るまで、ナマで見てみたい。もっともそれらの新聞の創刊号とそれ以降の紙面は、いかにも江戸以前のテイストを残す古語のオンパレードで、下手をすると英字新聞より難解で(?)とても読めた代物ではないが……