昨夜初の「帰宅困難者」に(?)……昨日の仕事帰り今日夜中1時(!)。

 昨日も3時間残業で、20時40分に会社を出、JRの最寄駅の匿名希望ペンネーム(?)O駅に向かった。普段30分台に出るのにスタートが遅く、いつもの40分台がダメになったが、スマホの「駅すぱあと」で50分台に1本あるのが分かり、7〜8分かかる距離を急ぎ足で駅に向かった。

 しかし改札前には人だかり……何やら電車が運休中らしかった。程なく駅構内の放送が流れ、中央線の立川―国立間で火災があり、信号ケーブルが焼けたために信号機が点灯せず、電車の運行が不能になったという。が、それにしてはO駅のホームの前後にある出発信号機は、ずっと「進行」の青信号が灯ってはいたが……

 そして更に「ケーブルの復旧には相当かかる」といった放送まであり、「その『相当』がどれくらいなのか知りたいのに!!」と怒りつつ(?)、長期戦覚悟で読み残したMy朝刊各紙、特に日経本紙を読むことにした。

 ホームのベンチは既に陣取られていて座る場所がなく、暫く立ち読みしていたが足が痛くなり、仕方なしにホームの上に直に胡坐をかくことにした。そして小1時間ほどでノドが渇き、ホームの自販機でアイスコーヒー(130円)を飲んだ。

 日経本紙から株式新聞&日本証券新聞にチェンジし、更に長時間の運休で乗車を諦めた面々が増えたのか、反対側のホームのベンチが空いてきたので、そちらに回ってから読んでいた。そして30分ほどして今度はアイスバーを買って食べた後、また読み始めようとしたが、時はもう23時前後になっていたか、さすがにフラフラになってきて残念ながら読めなくなってきた(!)。こんな時間、本来なら夜食&風呂を既に済ませ、そろそろ寝入る頃なのだ(!)。

 2時間ほど粘ったことになるが、もう我慢の限界だと、有人改札に戻りSuica定期を差し出し、入場取り消しの措置を取ってO駅の改札を出た。幾ら取られるか分からないが、多分4〜5000円だろうと思いつつ、タクシーで帰ることにしたのだ。しかしここでも行列が出来ていた……こんなことなら初めに「復旧のメド立たず」と聞いた21時過ぎの段階で、即行でタクシーにすれば良かったわけだ。しかしやはり僕は根が意地っ張りで(?)「そうこうするうちに運転再開だ」と踏んでいたのだった。

 しかしスマホで朝日や読売の電子版、あるいは駅すぱあとを見ると、とうとう「今宵復旧せず、終日運休」と出ていて、運転再開がなくなった。路線バスももう終バスが文字通り終わり、いよいよ「陸の孤島」状態に陥ったわけだ。

 タクシー乗り場の最後尾に陣取っている間、数分おきにタクシーがやって来ては1人(1グループ)また1人(1グループ)と去っていき、バスと違ってなかなか来なかったりした間があったりし、やや苛立った。

 また、先刻駅のホームにいた時もそうだったが、ここでも例の(?)Kさんのことを考えたりし、状況が状況でもあり淋しさが募ったりした。これも目下好評連載中の(?)「7月22日、静かに職場を去ったKさん」ではまだ触れていないが、彼女とは1〜2回だけ一緒に駅と職場を行き来したことがあり、この駅前でも色々とフラッシュバックした。

 一緒に上がり降りした陸橋……

 帰り一緒に上がったエスカレーター……

 あの子、一体今頃どこで何をしているやら……

 といっても、もうこんな時間だし家で寝静まっているのかな……

 そう思っていたところへ、O駅の駅員がタクシー乗り場にやって来て、タクシーチケットの配布をすると知らせた。「チケット配布の許可が出た」といい、多分駅の一存ではできず、一旦この管内のJR東・八王子支社かどこかに相談していたのかもしれない。

 そしてもう今日の0時半になった頃、僕と同方向・同地域に向かう3人と共にタクシーに乗り込み、1時過ぎにようやく帰宅できた。こうしてとりあえず風呂に入り、晩ゴハン抜きで2時頃そのまま寝入った。