日本証券新聞の社告&続報。

 東証マザーズに株式公開しているジャパンインベストメントアドバイザー(証券コード7172)による日本証券新聞の買収について今日、自身の1面左肩に社告が、朝日朝刊7面(経済)、日経朝刊12面(企業)に、昨日の日経朝刊の続報が出ていた。厳密には昨日、日本証券のFacebookに今日の紙面が出ていて、その社告も写っていたが、映像が荒く読み取り辛かったので、事実上今日判明したと受け取りたい(?)。

 社告では、確かに僕も昨日からあまりにも長ったらしいと思っていた社名なので(?)頭文字を取ってJIAと略していたが、オペレーティング・リース、環境関連、M&Aアドバイザリー、プライベート・エクイティー投資、といった事業を展開しているという。

 更に日経会社情報の最新の夏号1227頁には「航空機や海運コンテナのリース、太陽光発電M&Aの仲介等を展開」ともあった。11年8月期以降(12年からは12月期に変更)は増収増益で14年9月に株式公開し、ROEも前期実績何と42.0%(!)で今期予想も48.8%(!)というが、何故か堂々と無配を続けている(?)。

 朝日朝刊には結局買収金額が4500万で、日本証券の部数が公称1万、15年3月期の売上高3億5000万、純損益が1800万の赤と出ていた。

 今日の社告なり続報は、日本証券の売買に関することのみにとどまっていて、たとえばJIAと9月一日でオーナーを降りるウェルス・マネジメント、そして日本証券の3社の間でどういう動きがあったかまでは載っていなかった。しかし日本証券がそういう業績なので、少なくともまずウェルスが手放したいと思ったのが、そもそもの発端なのは間違いないかもしれない。