日経平均が75日移動平均を下回ったら長い調整……??

 今日の日本証券新聞最終14面に、匿名希望ペンネーム(?)「千利休」氏の「ローソク足分析 チャートの謎を解く」という囲み記事があり、その中で日経平均が目先的に75日移動平均を大きく下回れば、調整が長引く公算が大きいとあった。ただ……

 「じゃあ、そんな事例や経験則でもあるのか!?」

と思い読み進めたが、一切の記述がなかった(?)。

 3面に移ると、昨日の日経平均は先週末7月31日比37円13銭安の2万0548円11銭で引け、75日移動平均は8円56銭高の2万0212円39銭で、乖離率1.66%と出ていた。今日の日経平均は、更に27円75銭安の2万0520円36銭と続落して引けているが、75日平均で見れば一応未だ上方乖離だろう。

 しかし、何の事例も経験則も持ち出さずにスパッと言い切っているので(?)、明日から日経平均と共に75日平均にも目配せしたい。ただ、「大きく下回れば……」の条件付きなので、少々の下方乖離ではダメだろう(?)。また、あくまで「公算が大きい」とあり「絶対なる」とまで言っていないので、仮に大きな下方乖離があっても、そこが底(?)とも言えない面もあるということだ。