『エコノミスト』も売却!?……メディアを手放し、教育事業専念の英ピアソン。

 今日の日経朝刊5面(国際)、朝日朝刊4面(総合4)、読売朝刊2面(総合)に、共にベタとは言わないが小さく、英教育・出版大手のピアソンが昨日、フィナンシャル・タイムズ(FT)を日経に売却するのに引き続き、出資比率50%の経済誌エコノミスト』も全株、日経ではないが何処かへ売却する方針だと出ていた。

 ただ、最後のご奉公か(?)FTの報道では、ピアソンから各方面への売却のオファーが難航しているようで、既に米通信社ブルームバーグトムソン・ロイター、独アクセル・シュプリンガーには断られた。そこでエコノミストの既存の大株主に引き取って貰おうと、売却額4億ポンド(約770億円)相当で交渉しているようだという。

 まあ今回新聞は手放すが、出版セクターはてっきり手放さないものと思っていた。これはいよいよ教育事業に専念するためだとしていて、今どき世界的に見ても片手間でメディア事業など出来っこない証左なのだろうと思う。