今日終値ベースで15年ぶり2万突破(!)だが……

 今日の東証は、発表最中の3月期決算で堅調と目される銘柄への買いや、引き続き30日の日銀の金融政策決定会合にての緩和期待もあって日経平均が大幅続伸、昨日21日比224円81高の20133円90銭(!)と2万乗せ&年初来高値で引けた。昨日シカゴ日経平均先物が2万0005円と大台スレスレで引けたが、今朝のテレ東『モーニングサテライト』で米駐在キャスターがまた「2万」を強調していたので、それを受け継いだ面もあろう(?)。

 前回10日は瞬間風速だったが、今回はシッカリ終値で大台確保したので、今度こそマインドの好転も期待したい。ただ、日経夕刊1面トップにもあった通りあくまで期待先行で、取り立てて強調材料もないばかりか、米欧の景気減速懸念や債務問題も燻る。そんな中、前回みたいにヘッジファンド等の短期筋によるチョウチン買い、つまりは「時限的ミニバブル」ではないかとのヘソ曲り的見方も、今日時点ではせざるを得ない。