新日鉄住金株、後場の決算発表で乱高下か!?

 今日は新日鉄住金の今期第3Q決算発表だが、中身は明日の日経本紙その他に譲るとして(?)、帰宅後にSBI証券Webでチャートを見て驚いた。

 前場の寄り付きから後場にかけて292円ラインを往来していたが、決算発表があった13時30分か、瞬間風速的に一時301.8円まで商いを伴って急伸した。その瞬間の出来高は実に1200万株超で(!)、今日1日の出来高5435万1000株の4分の1を占めた。
 

 しかし「待ってました!」とばかりに利食いを浴び(?)、結局前日28日比5.6円安の289.1円で引けた。その「待ってました売り」(?)の内訳は、その近辺で買い評価損を被り塩漬けを余儀なくされた向きと、証券会社ディーリング部門や個人デイトレ等の超短期売買で占められていよう。
 

 まあ今回明らかになったのは、上値のメドがジャスト300円のラインだということで、今期通期の経常利益が4000億という話も聞くものの、文字通り当面の上値抵抗ラインなのかもしれない。