「週休2日導入50周年」というが……今日のはてなのお題にも相応しいか(?)。

 今日の日経産業新聞最終20面中ほどにあるコラム「眼光紙背」に、65年4月16日、当時の松下電器が週休2日制に踏み切った経緯等が触れてあった。
 松下幸之助曰く……
 「国際競争での勝利には設備改善やオートメ化、それに仕事の能率も高めなければならない。そうなると、米同様の週2日の休日が必要だ」
 「社員という経営資源の優劣がキーだ」
 そんなところから、後になって週休2日の意義を説いた「1日教養、1日休養」のスローガンも生まれた。もっとも、とある古参役員に言わせれば「勉強などせず遊んでいたが、休みが多いから松下に入ったわけじゃない。世界で勝負している松下だったからだ」という。

 僕も94年に松下を辞めて早20年が経ったが、当時も今も「1日教養云々」などという殊勝な心掛けのある社員など皆無だろう。少なくとも僕のいたディスクシステム部(後の光ディスク事業部→AVC社)に果たして何人いたか、当時も探すのに骨が折れ(?)だから今や思い出すのも相当困難だ(?)。とにかく、単なる噂話好きに過ぎないのに八方美人的人気者と勘違いも甚だしいM岡、上司を上司とも、先輩も先輩とも思わない長幼の序知らずでへそ曲がりのK羽根、話題が競馬しかない視野狭窄のN松etc、もし幸之助が直に面談でもしようものならどうなっていたか、空想してみるに空恐ろしい(?)。

 もっとも、くだんの役員が正直者とはいえそんな有様だから如何ともし難い(?)。在職中に僕が職場で日経産業について語り、愛読書『メディアの興亡』(杉山隆男著・文藝春秋)の書評を通じて一筆まで書いたにもかかわらず、また、それを契機に組合事務所で日経産業をとるようになったにもかかわらず、手に取って読んだりしたのが他ならぬ組合幹部と、以前からウチでとってた僕だけという(?)情けない有様が、今もって続いているのか?? 

 まあ所詮、日経産業は日経本紙と併読しないとワケが分からないし、本紙も本紙で急に読もうったって付け焼刃では絶対に無理、少なくとも半年はそれこそ「1日教養、もう1日も教養」(?)という休みなしで、『現代用語の基礎知識』その他を片手にミッチリ修行する覚悟がないと読みこなせはしない。そんなことをふた昔前のくだんの奴らや、現在のパナソニックの連中に言って聞かせるのも、犬や猫に芸を教えるより難しい。

 なお、今日発表のはてなダイアリーのお題「今だから言えること」に相応しいネタでもあったかもしれない(!)。