「3歳馬に注目」とはいえ◎ゴールドシップの方針だが……

 今朝6時台のNHK『おはよう日本』で、「しあさっての第59回有馬記念(GⅠ、芝2500m、中山)は3歳馬に注目」として、普段の中間はめったに競馬を取り上げないNHKにしては珍しく、こんなデータを提示してきた。

 ①サッカーワールドカップに日本が出た年に3歳が3頭優勝
 98年グラスワンダー 02年シンボリクリスエス 10年ヴィクトワールピサ
 

 98年はメジロブライトとの馬連2−10、4430円を取った会心のレースだ(!)。一応◎セイウンスカイメジロブライトだったが、2頭からシルクジャスティスマチカネフクキタル、そしてグラスワンダーに流したのだ。前走ジャパンカップ2着で引退レースのエアグルーヴや、もう2頭の3歳キングヘイローエモシオンその他は眼中になかったため、馬連7点均等買いの快勝だった。

 ②12月に衆院選のあった年に3歳が4頭優勝
 72年(昭和47年)イシノヒカル 76年(昭和51年)トウショウボーイ 83年(昭和58年)リードホーユー 12年(一昨年)ゴールドシップ
 

 昭和の時代の3頭はガキの時分なので、買っていないのはもちろんライブで見てもいないが、一昨年は総選挙で「再政権交代」自民・公明にあやかった如く(?)ゴールドシップ単勝で圧勝した(!)。菊花賞快勝からの直行で、ジャパンカップで連対したジェンティルドンナオルフェーヴルが回避したため、1番人気だったとはいえ270円つき、これも会心のレースである。

 各々の項目での3歳の勝率や連対率まで残念ながら分からない中、今日昼に有馬の枠順が確定した。今回の3歳はダービー馬ワンアンドオンリー弥生賞勝ちのトゥザワールドしかいないが、「来そうにないねえ〜」と無印の方針だ。昨年の菊花賞馬にして先般、1年ぶりに勝ったジャパンカップエピファネイアも快勝後の反動が懸念される。
 あと今回で引退レースという、前走ジャパンカップ2・4着のジャスタウェイジェンティルドンナももちろん、ジェンティルにやっと今年の宝塚で先着したヴィルシーナも、逃げるであろうことは想像に難くなく波乱を呼びそうだが、無印である。昨年のマイルチャンピオンシップトーセンラーも、「淀の鬼」ではあっても中山は2戦(セントライト日経賞)して2着・10着な上、同条件の日経賞10着が示すように中山では距離も長過ぎよう。

 今回は「余力の勝負」ということで、2年ぶりに◎ゴールドシップで単複のみ買う方針だ。前走の凱旋門賞(14着)は全くレースをしておらず、その後初の飛行機輸送のせいで疲れが出たらしく、ジャパンカップも昨年惨敗したから回避し、この有馬まで待ったとのことだ。確かに何故かファン投票1位(?)なのだが、当日1番人気は考えづらく(ジェンティルかジャスタ、エピファだろうと見ている)、良くて2〜3番人気だろうと睨んでいるので、一昨年1番人気だったのとは一転、気楽に買って気楽に見られると考えている。
 なお、今回ラストランの馬がそれだけいる中、ゴールドシップはもう1年頑張って引退が来年らしく、「宝塚3連覇」と「凱旋門再チャレンジ」が最大目標という。

 とにかく、今日の「NHKの有馬データ」がどう出るかも見ものである。