新日鉄住金株、今週「無敗」の5連騰(!)。

 週末今日の東証は、昨日まで日経平均が4連騰(!)かつ先週末かつ8月末でもある30日比で700円弱も上げた反動や、IOCが日本時間あさって8日早朝発表する20年オリンピック開催地で、「もしかしたらマドリード選出、東京落選かも」という一部報道があったりなかったりした(?)こともあって、昨日為替が一時1ドル100円にタッチしたにもかかわらず反落、昨日比204円01銭安の1万3860円81銭で引けた。他にも今日後刻に米8月雇用統計や、週明けの寄り付き前にはいよいよ日本の4−6月期GDP成長率確報値が発表になるから、4連騰後の利食い売りの環境が整っていた感もあった。
 しかし我が2銘柄で、まず新日鉄住金が3円高の316円で、このブログを休んでいる間昨日に引き続き何と月初&今週「負けなし」(?)の5連騰で引けた(!)。そもそも昨日後場の14時頃か10円超上げて318円の高値を付け、今日も今日で前場に一時9円高の322円の年初来高値を付けるほど頑強な地合いだった。今日の日経朝刊11面(企業総合)中ほどに小さく「対日の10−12月期鉄鉱石価格が、前期比6%下がった」という記事が材料になったようで、日経CNBCでも「景気敏感セクターで、かねてから鉄鋼どころの出遅れ感が顕著だったのが、その新日鉄住金5連騰に表れている。世界的に鉄鋼業界が芳しくない中で、JFE等も含めて日本の鉄鋼業の底堅さが見逃せない」といった解説があった。
 それとは逆にか(?)三井物産が11円安の1404円で引けたのは、今日の調整トレンドもあったろうが、それが悪材料にもなったか。しかし当面の節目の1400円ラインをキープできたので、全く悲観の必要なしだ(!)。今月はいよいよ9月中間締めの配当権利確定なので、物産その他の商社どころのように、業績等に先行き不安の皆無な高配当利回りの銘柄は、余程急激な円高反転その他の悪材料でも噴出しない限り、来週以降も買われていくはずだ。