「FOMC議事要旨」を待つ迷走地合い。

 今日の東証は、昨日のとりわけ当の米も、NYダウが前日比7.75ドル安の1万5002.99ドルで引けたようにそうだろうが、「7月30〜31日FOMC議事要旨が21日14時(日本時間22日3時)発表」を待つしかないどっちつかずの地合いで、せっかく為替が円安に振れてくれた(ドル円97円台央、ユーロ円130円台央)にもかかわらず日経平均が迷走の末、何とか昨日比27円95銭高の1万3424円33銭で引けた。前場こそ9時26分に一時103円61銭高の1万3499円99銭(!)という数値をつける、先週末の英FTSE同様の珍事まであったのに(?)、前引けから後場央にかけて1万3300円ラインを往来し、そこから100円超ばかり戻した格好だ。
 しかし東証1部の売買高&売買代金が21億0226万株&1兆8059億1200万円と、1億株超&10億円弱プラスになった上、騰落レシオが2.69低下し78.59%と、「マインド冷え込み」イコール「明日以降もう温ったまり始めて可」だと思い(!)、あくまで議事要旨の内容とそれを受けたNYダウ&為替&債券の推移によるが、明日以降何とか見通しが良好になっていこう。大体議事要旨といっても、そのFOMC後のバーナンキ氏の会見で「要旨の要旨」が(?)掴めているはずなので、僕的に十中八九「現状維持」だとは思うが……
 我が2銘柄も新日鉄住金が2円安の288円、三井物産が1円高の1372円と依然軟調だが、明日以降更には9月のイベントラッシュを経て、9月期決算のシメ即ち中間配当権利確定を迎える上で、「未だ充電中」と解釈した方が賢かろう。こんな地合いの中とはいえ、押し目ナンピンを入れたり、一旦売って下値ですぐ買い戻すというならともかく、単に嫌気売りをしようものならそれもそれで後で何かと後悔するかもしれない。
 なお、14日同様、今度は台湾市場が台風12号の影響で終日臨時休場に見舞われた。これは先の香港と違って、朝一で終日休場を決めたという。もっとも正午前のNHK天気予報の天気図を見た限りでは、12号の暴風雨圏が小さくて直撃だけはなさそうなばかりか、強風雨圏すらやっと本土にかすった程度に見えたが、先の香港のことがあるので万が一の措置だったと思う。