ゴールドシップ、天皇賞(秋)だけ回避の見込み。

 今日のサンケイスポーツ10面(サンスポ競馬)に、先般の宝塚記念をこれまでになく圧勝したゴールドシップ(牡4)の、今秋のローテを昨日厩舎が発表したと出ていた。10月06日の京都大賞典(GⅡ、芝2400m、京都)から始動し、11月24日のジャパンカップ(GⅠ、芝2400m、東京)から12月22日の有馬記念(GⅠ、芝2500m、中山)の計3レースで、案の定というか残念というか10月27日の天皇賞・秋(GⅠ、芝2000m、東京)は回避の方向という。
 厩舎では天皇賞回避を「ローテや距離適性を考えた」というが、皐月賞馬でもあるものの明らかに今やジャスト2000が距離不足と言っているも同然であり、この点が「案の定」の意味だ。また、宝塚後しばらくして、僕的に「京都大賞典快勝後、秋天は余程荒天になって馬場も荒れない限り勝てまい」と思っていて、もし昨年同様の高速馬場、時計が速い見込みにもかかわらず出てきたら、悪いが◎フェノーメノ(牡4)かジェンティルドンナ(牝4)の方向で今度はカモにしようと(?)計画していた。この点が「残念」の意味だ(?)。ジェンティルドンナは宝塚3着に敗退後、「今秋の凱旋門挑戦を撤回」と正式表明していて、秋は天皇賞ブッツケからJC、有馬だという。また、4着だったフェノーメノ天皇賞ブッツケか、1回オールカマー(GⅡ、芝2200m、中山、9月22日)辺りを叩くかして巻き返しを図るようで、今度は得意コースでの昨年2着の雪辱も期して来ようし、何より史上5頭目天皇賞春秋連覇の快挙もかかっている。
 しかし再度凱旋門に挑戦するオルフェーヴル(牡5)はもとよりゴールドシップも回避となれば、天皇賞1番人気はフェノーメノジェンティルドンナかだろうが、もちろん中間から当日の気配や枠順を含めたメンバー構成等々によりけりで、本番までまだ2カ月半もあることだし何とも言えない。
 いずれにしても、京都大賞典は◎ゴールドシップ単勝のみか、出て来れば◯トーセンラー(牡5)との馬単1ワイド2の割合で買う方向になる。トーセンラーはとにかく京都の芝でありさえすれば、2000〜3000程度の距離ならどんなレースでも走るのは、一昨年の菊花賞3着や今年の京都記念1着、そして天皇賞(春)2着で明らかなので、そこへ引き続き武が乗るとなれば押さえざるを得まい。