今日は“待ち”の姿勢で買い戻さず。

 3連休明け今日の東証は確かに続伸で寄り付き、堅調なのは堅調だったが、思いの外堅調でもなかったという印象だった(?)。日経平均こそ9時33分に先週末12日比130円超上げ1万4638円をつけ、引けは92円87銭高の1万4599円12銭だったが、我が2銘柄で新日鉄住金が1円高の300円、三井物産が15円安の1326円と、昨日の欧米市場の地合いを引き継いだとは言い難かった。昨日は英FTSEが41.17ポイント高の6586.11、NYダウが19.96ドル高の15484.26ドルの3連チャン史上最高値(!)で引けたが、昨日米商務省発表した6月の小売売上高(季調済)を嫌気し、上げ渋ったにしては堅調な部類だったのではないか。その数値は4227億9400万ドル(約42兆3000億円)となり、前月比0.4%増と市場予想の平均(5月比0.7%増)を下回ったが、増加は3カ月連続でかつ前年同月比では5.7%の増加だったことから、僕的に雇用統計の改善に伴ってそれも追って良くなると見込んでいる。一般に、かつ単純に言って仕事もないのに小売売上も何もないはずだからだ。
 それにしても、引き続き為替の円安トレンドもあったのに我が2銘柄は軟調に過ぎた感がある。新日鉄住金は寄り付きから一時302円まで上げたが、すぐに反落し296円まで下げ、後場にかけて「97・98・99」の往来の末ジャスト300円の大台で引けた。結局先週買い戻せずが不幸中の幸いだったのか(?)、今日297〜8円でウロチョロしている間が買い戻しのチャンスだったのか(?)答えは明日明後日にでも出るはずだ。僕も今日2000株買い戻さなかったのは、後述する「待ちの姿勢」があってのことだ。ただ、物産は結果買い戻さなければ良かったながら(?)参院選が終わり4−6月期決算発表も過ぎれば、少なくとも1400円台奪還はあろうと睨んでいるので、今のところナンピンを入れない方針でいる。決して塩漬けでも戻り待ちでもないが……
 まあ今日日経CNBCでも言っていたが、「日本市場では待っているものが3つある。明日の米FRBバーナンキ議長の議会証言、週後半のG20サミット、そして参院選」といったムードの蔓延で、上値が重かったと言うより週末から来週にかけての上昇エネルギーをため込んでいる面があったろう。東証1部騰落レシオも8.99ポイント減の126.37%と、ここは調整局面ながら未だハイレベルなのが証明している面がある。
 ということは、僕的に信じられないが参院選はまだ織り込んでいないということか!? CNBCでも「選挙は水物」とも言っていて、安倍首相が度々街頭演説で、98年の参院選で時の橋本自民が「勝つ」との下馬評ののち負けたことを引き合いに出しているように、選挙も将棋の終盤や野球の9回裏と同様に何が起こるかわからないのはあろうが……