自公“完全試合”ながら、東証寄り付き続伸、引け反落。

 結局昨日の都議選は、自民59の立候補に対し59、公明23の立候補に対し23の計82で、両党とも圧勝を通り越して見事な“完全試合”である(!)。こうして迎えた週明け今日の東証だったが、寄り付きこそ200円弱上げたところへ先週末21日後場に急伸した反動か、先物主導の下げに見舞われ日経平均が反落、167円35銭安の13062円78銭で引けた。「自公の都議選完全試合」さえも織り込み済みだったのか(?)、昨日も取り上げたように先週末の株式新聞で「自民単独50乗せが最低ライン。ノックアウト勝ちに匹敵しないと逆に売られかねない」とあり、同じく昨日の宝塚記念でのゴールドシップの3馬身半差の圧勝の如き(?)ノックアウト勝ちに終わったにもかかわらずである。やはりアベノミクス3本の矢の具体策なり、目に見える具体化でもなされない限り、先週の米FOMCで決まった「条件付きながら必殺QE3縮小&終了計画」が嫌気されて調整が長引くというムードが蔓延したか。
 我が2銘柄も新日鉄住金が4円安の254円、三井物産が26円安の1211円と軟調に推移した。共に4月4日の日銀の異次元金融緩和スタート時の水準と思っていて、ここから7月21日までの「参院選マンスリー」の間に再び堅調さを取り戻すか、「QE3縮小」に怯えまくって低迷が続くかの勝負だと思う。