サッカーファンのレベルの低さが相変わらずだ。

 日経を除いてスポーツ紙を含む今朝の新聞各紙が、昨日のサッカーW杯最終予選でのドロー試合並びにW杯出場確定を、1面トップのみならず関連記事なり特集まで組んでいたが、それほどのものでもない思いは一夜明けても変わらない。1面で扱うにしても日経本紙のような順番なりスペースで上等だ。
 読売3面(総合)の社説2本目で指摘していたが、日本は守りはバッチリだが攻めがもう一つ、そこが世界レベルとの差だという。あと、昨夜テレビで見ていた限りでだが、相手ゴールへのシュートのコントロールがまだまだ雑で、決めるべきところで決め切れていなかった。野球やボーリングで言えば、ロクにストライクも取れずボールやガーター連発(笑)、その辺が僕如き素人目にもお粗末に見えたようだ。
 しかしそれ以上にお粗末なのが、相変わらずと言おうかサッカーファン・サポーターのマナーの悪さだ。もちろん皆が皆とは言わずほんの一握りに過ぎなかろうが、昨夜のとりわけ東京渋谷と大阪道頓堀での“騒動”に参加した馬鹿者どもが、定番的ともいえるイメージ悪化に一役買っていた。以前から海外の一部では試合終了後、負けた側のサポーターが勝った側に腹いせにイチャモンをつけてはケンカをおっ始めるまでに至る有様で、つくづくサッカーファンはパナソニック東芝勤めの連中同様(?)いい年こいて幼稚で低レベルだとのイメージがトラウマ的にある(?)。騒ぐにしてももっとTPOを弁えてほしいし、勝負なんだから確かに悔しいのはわかるが、戦争なり紛争じゃあるまいし負けた側は勝った側を讃える「大人の振る舞い」も必要だ。もちろん勝った側は礼を忘れないと共に「まあ多分に運もあった。何故ってそちらはあそこが素晴らしかったが、ウチは全くダメだった」と敗者を讃え労りつつ勝って兜の緒を締める。それが案外「実力につながる」ことを、わかっていない連中が多いんじゃないか??