たった5000人ぽっちではどうにもなるまいに(笑)!?

 今日の読売朝刊8面(経済)左中に小さく、パナソニックが昨日、自動車関連部門の人員を海外を中心に向こう3年で5000人削減する方針を明らかにしたと出ていた。ベタ同然の記事ながらスクープなのか、朝日や日経には出ていなかったから、毎日や産経にもなかったろう。
 しかしどうにもよくわからないのが、脱家電を打ち出し家電以外の生活関連に尽力していこうという矢先の今、自動車関連の人員削減……現状、頭数が多過ぎるということだろうが、パナ全体で未だ数十万からの人員が今風の言葉で「うようよいる」ので(笑)、この3年でたった5000人ぽっちで固定費削減も何も焼け石に水だろう。だからといって仮に一気に「全部門で合計10万削減」だと、株式市場では「サプライズ&ドラスティック」と受け取られて株価が急騰でもするだろうが、それだけ僕みたいな「敵」(?)に回すことにもつながり、縮小均衡に陥ってやがて滅びるのは明らかだ。経営陣の作戦としては、数千から1万単位の人員をチマチマ削減し、長期的にいつの間にか総人員が20万を切るところまで持っていきたいということだろう。人権蹂躙会社らしく、人呼んで「真綿で首絞め作戦」だが(?)、それとても縮小均衡は避けられまい。
 いずれにしても東芝もそうだが、6月の株主総会が楽しみである。