株式投資家として初の合併経験(!)……新日鉄住金発足す!!

 思えば昨年2月3日夕刻、残業休憩中に日経電子版で知った第一報だった。
 
 以来1年8カ月……
 
 この間には大震災や欧州問題、タイ洪水、ハイパー円高その他もろもろの出来事があった中、日本の公取委その他主要国の独禁当局による合併審査も何とかクリアし……

 双方の株主総会でも昨年こそ一部反対論があったものの、今年はそれこそ全会一致で「異議ナシ」……
 
 そして今日、遂にDEBUT……新日鉄住金!!

 証券コードナンバーも、存続会社である旧新日鉄からそのまま引き継ぎ、5401……

 俗にいう、栄えある(!)「01銘柄」……

 ただ、今日の東証での“初値”は158円で、旧新日鉄の先週末9月28日の終値160円から2円安での再デビュー……されど出来高は4位の2547万8000株と、変わらぬ高注目度ではある。

 後述する通り今日は9月日銀短観が悪材料になって、終値も同じ158円と、全体の地合いが芳しくない中とはいえ、先月末の毎日朝刊や読売朝刊の特集記事、日経朝刊の連載記事や社説、折しも今日から始まった朝日朝刊の連載記事や、今日の日刊工業最終面の特集記事で書かれていた通りの、今後の前途多難さを象徴するスタートとなった。
 それにしても、株主としてこうも早く合併を経験することになろうとは、昨年初に初めて買う銘柄を新日鉄に決めた時には無論、思ってもみなかった。因みに銀行預金者としては、88年に自分で初めて三井銀行の口座を開き、後に太陽神戸銀と合併、行名が長ったらしいとさくら銀にした後に、今度は住友銀と合併し現在の三井住友銀に至る……という2度の合併を経験している(!)。
 もっともそんな2度の合併を経たからといって、ささやかな普通預金金利・現ナマ共に増えたりしたわけではなかったが(?)、今回株主の立場で経験する合併は、後年大化けするか否かが大注目だと思う(!)。だから今日現在、持ち高が2000株にものぼっているのだ。

 ともあれ……
 
 Congratulations! & Welcome!
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