東証出来高6位で、住金株の立会い大団円(!)。

 今日の東証は、昨日の欧米その他新興国の市場が軒並み軟調だったり、為替で円が対ドル・ユーロで共に円高基調(再度の77円台・100円台)である地合いにもかかわらず、僕が思った通り9月中間配当・優待の権利獲得の最終売買日であるという一点で(?)日経平均が小反発、昨日比22円25銭高の9091円55銭で引けた。ということは、今日この後刻の欧米市場や明日のアジア市場で余程反発しないと、明日の東証も材料難な中で権利落ちを埋められずズドンと急落(?)、全面安商状は避けられまい。
 そして我が3銘柄の方は新日鉄が3円安の159円、いよいよ今日が単独として最後の立会いとなった住金こと住友金属工業が、これが正真正銘の“終値”2円安の117円(!)、三井物産が1円安の1166円で、実質上期を締めくくった。帰宅後株式新聞Webや日経CNBC『WRAP TODAY』を見ると、東証出来高ランキングで2位の新日鉄(6081.7万株)と共に久し振りに住金が6位(3279.6万株)とベストテン入りしており、「6日後には新日鉄住金に生まれ変わるから……」といいつつ、2円安と軟調ながら60有余年の上場にピリオドを打つ、決してダジャレでもオヤジギャグでもない“惜別の売買”が活発だったことがうかがえる(!)。
 住金の年初来高値は3月19日につけた177円で、そこからジャスト60円も下値での上場廃止は残念の一言だが、もうこれは欧州債務問題や国内での民主党政権の無策etc……が相俟ってのことなので如何ともし難く仕方もない。僕のような“ナンチャッテ株主”とは違う、それこそ上場当時から売買してきたような筋金入りのベテラン株主の大半は、今日のこの日が淋しくて仕方なかろうが、新生・新日鉄住金がこの新社名通りそのDNAを受け継ぐことだし、カレンダー通り10月から心機一転(!)……といきたいものである。