案の定三菱商急落……物産買いも明日以降に見送り。

 週明け今日の東証はさしあたって好悪材料のない中、米景気回復期待から為替で1ドル79円台半ばまで円安に振れたことで日経平均が小幅ながら3営業日続伸、先週末17日比8円66銭高の9171円16銭で引けた。一時は9200円乗せもあったが、中国株安が重荷になって上げ渋ったようだ。日経平均チャート的に、移動平均線で25日線が75日線を上向きに突き抜けるゴールデンクロスを示現したともいい、今週はこのまま1万円を目指すか、また9000円を割るかの一里塚になりかねないだろう。
 我が3銘柄も新日鉄が変わらずの177円、住金が1円安の129円、三井物産が4円安の1205円と軟調だった。また、一昨日取り上げた三菱商事も案の定と言おうか、その日経朝刊が材料になって22円安の1576円と、3日ぶりの急落だったという。
 そして僕はというと、先週末物産10株買いそびれたのを今日……と思ったが、後刻の欧米市場を見て判断したくなり、今日のところは買いを見送った。一昨日配達されて読んだ今日付株式新聞に出ていたが、今週は世界的にさしたるイベントが少ないので、欧米中の市場や当局の動向に注意を払いたいとしていた。今日ひとまず見送ったのはそれもあるが、今期中間無配を決めた新日鉄&住金と違って、物産や買わないものの三菱商その他商社どころは、これから9月に入って中間配権利獲得の買いが入るだろうから、明日以降、買いの方向で推移を見極めていきたい。因みにだが、三菱商にしても確かにここへ来て減配リスク……今期通期70円が、一説には65円に5円減配になるという懸念もあって今日下げていたが、仮に65円に減配になってしまったとしても今日の終値における配当利回りは、実に4.12%である。何らヘコむことなどなく、やはり商社どころは長期的にもさることながら、直近においても買いの一手である。