スペイン支援でマインド好転か……!?

 週明け今日の東証は、一昨日のEUユーロ圏財務相による緊急電話協議にて、スペインへの最大1000億ユーロ(10兆円)もの支援の用意をすると決議、欧州問題解決に向けてまた一歩進んだとして寄り付きから買い先行、結局は先週末8日比一時200円超上げた日経平均が165円64銭高の8624円90銭、我が3銘柄も新日鉄が4円高の172円、住金も4円高の125円、三井物産が22円高の1129円で各々引けた。今日は周辺アジア各国もスペイン情勢を好感し軒並み堅調だったようで、確かに引け時点では「さりとてスペイン問題の全面解決までには至っていない。解決はまだまだこれから……17日にはギリシャの再選挙もあるし」という見方もあって伸び悩んだが、先週の中国の政策金利引き下げと相俟って、債務問題・景気問題の解決に一歩前進したのは捻くれず素直に(?)評価して良かろう。正直僕的には日経平均100円高程度だと思っていたところへ、一時200円超高まで上げてのこの幅だったので、「すわ目先マインド好転か!?」と先週末下げてしまったのを取り戻した面もあろう。
 2時間残業後ウチに帰り日経CNBC『World Wide Exchange』を見ると、NYダウ先物が140ドル超上げ(!)後刻開く現物も寄り付きから期待できそうだし、日経電子版も見ると先にスタートしている英FTSEも一時70〜80ポイント高で(!)、こう綴っている時点の日本時間20時現在でも40ポイント高で推移している。こうなると、普通に考えれば明日の東証も続伸とも思うが、寄り付きから利食ってくる展開も考えられ、今晩時点では何とも言えまい。