出勤直前に拝めた金環日食(!)……次は皆既日食が見たい(!)。

 今日朝7時台に繰り広げられるとかねてから言われていた金環日食だが、昨日までの天気予報の時点では曇り傾向だったので、若干諦め加減ではいた。大体日食の時間帯の正確な天候など、所詮その時にならないと分かりっこないので、いわゆる日食グッズ……グラサンやグラス板などは一切買わなかった。
 しかし今朝起きると窓の外は日が照っており、「おっ、見れるか!?」と急にテンションが上がってしまった(?)。小学校の頃に学研の図鑑『宇宙』を買ってもらって、ほどなく初めて部分日食を経験して以来30有余年……今まで部分日食は飽きるくらい発生したが見なかったし(?)……大体見れないし(?)……早く皆既日食金環食を見たいものだという夢だけは見続けてきた(!)。そして7時45分のまさに出勤前の慌ただしいひと時にあたる今日7時30分頃、ハンカチを翳してではあったが文字通り目に焼き付け、30有余年来の夢を叶えた(!)。若干薄曇りではあったが、好天だったのと、食の時間が出勤直前ということで、僕の長年の行いの良さを(?)天がお認め下さったと解釈する他なさそうだ(!)。
 ただ、折角の何百年振りという当地での金環食だが、見終わった感想としては「迫力的にイマイチだったかもしれない」ということだ。確かに望遠鏡さえあったらとも思うし、一方で食の間中周囲はやや薄暗かったが、「もしこれが皆既日食だったら、夜明け前同然の暗さだったかもしれない」と、僕的に食自体より“舞台設定”に注文があったようだ(?)。次の金環食は18年後の2030年6月1日に、今回部分食にとどまった北海道でらしいが、当地では何と300年後の2312年(平成324年!?)4月8日という……どうやら今回が事実上、最初で最後の金環食となりそうだ。
 ところで今日のウチの夕刊でも軒並み1面(準)トップだったが、次に皆既日食がいつどこで起きるのかの記事がなかった。今回金環食の夢は叶えたので、次はいよいよ皆既日食なのである。仕方がないので「はてなキーワード」で検索すると、23年後の2035年(一応平成47年)9月2日に、地図上で能登半島辺りから茨城県辺りまでを結ぶ線周辺の地域で見られるとあった。なお、海外では米豪その他アイスランドや果ては北極に至るまで、ここ数年のうちにそこかしこで起こるとあったが、そういった“海外遠征”は個人ではもちろん、旅行会社のツアーに出るのもタイム&マネーの点でまず無理としたものだろう。