やるべき課題さえ見えれば、昨日の急落も悲観不要(!)。

 今日の日経朝刊15面(投資・財務2)トップに、昨日発表の三井物産3月期決算&今期予想&中期経営計画の骨子が出ていて、今期見通しの連結純利益4000億のうち実に8割方の3200億弱を依然として「鉄鉱石等の金属」(1740億)と「原油・石炭等のエネルギー」(1450億)のコモディティー関連が占め、こういったアンバランスさ加減を今後そういう中計等で改めていく必要があろうとしていた。昨日東証で一時66円安の1169円の年初来安値を更新し、引けでも更新前の年初来安値1188円に迫る46円安の1189円だったのは、そういった見通しを市場が嫌気したためだろうともあった。
 記事中それら2セクターを含め、あと「機械・インフラ」275億、「化学品」175億、「生活産業」160億、「その他」200億といった内訳の円グラフがあったが、今回策定の中計をまだ吟味していないものの、既にやるべき課題が見えている感がある。だとすれば昨日の瞬間的急落に何も悲観する必要などなく、むしろ何をしていいかわからないまま暗中模索が続くより全然マシと思えばいい筈だ(!)。