ほぼ織り込み済みの筈の決算、そして中計発表。

 今日午後に日経電子版で読んだが、三井物産が発表した12年3月期連結決算(米国会計基準)は、純利益が前の期11年に比べ42%増の4344億円だった。原油や鉄鉱石等コモディティー価格の上昇でエネルギー事業が好調だった。また、期末配当は予定通り増減配一切なしの28円、そして今期予想として連結純利益が、その4344億円から8%減の4000億円……コモディティー価格の下落が見込まれるなど、国際商品相場の上昇が一服することを見越したという。
 しかしこういったことは昨年来の織り込み済みの筈で、今期連結純利益の見通しこそ日経会社情報最新号に出ていた4200億から200億減ってしまっているものの、だからって今日東証でそういったことで46円も下げまくり、1200円をも割って瞬間風速ながら年初来安値のオマケつきかと(?)首を傾げたのは果たして僕だけだろうか。こうなったら同時発表された、以下の12〜13年度中期経営計画に託すしかあるまい。
 「13年度つまり14年3月期に連結純利益4500億」
 「期間中の年間ベース連結配当性向の下限25%」
 「伯・露・メキシコに加え、モザンビークや、このほどアウン・サン・スー・チーさんが国会議員になったミャンマー(!)への投資の積極化」
 あと決算&中計に関する詳細は、例によって物産ホームページなり明日以降の日経各紙や日刊工業に出よう。