今日軟調だったが、スペイン国債入札好調その他で明日は期待(!)。

 今日の東証は昨日の欧米市場が一転軟調……英FTSEが前日比21.66ポイント安の5745.29ポイント、NYダウが82.79ドル安の1万3032.75ドルで引けた流れに、例え為替での円安基調(対ドル・ユーロで81円台・107円台)をもってしても抗し切れず(?)日経平均も反落、昨日比78円88銭安の9588円38銭で引けた。やはり昨日202円も急反発した反動と、今日この後のスペイン国債2年物&10年物の入札を控え、手控えムードばかりかひと波乱なきやといった後ろ向き的思惑もあったようだ。
 そして我が3銘柄も、新日鉄が5円安の206円で含み損が1000株1万5000円、住金が3円安の151円で700株9800円、三井物産が10円安の1290円で200株1万1800円で引け、計3万6600円に拡大した。今日も特にこれといった好悪材料が出ていなかったが、マインド的に買いづらくひとまず利食いor手仕舞いの売りだったようだ。
 しかしあくまで20時時点での判断だが、明日は十中八九、日経平均で最低100円くらい、我が3銘柄も少なくとも今日下げた分だけは反発しそうだ……為替が引き続き円安基調で一時の円高反転が鳴りを潜めているのと、今日の英FTSEが約20ポイント高と反発して寄り付き、NYダウ先物に至っては90ドル高(!)で後刻(日本時間22時30分、現地時間サマータイムの9時30分)の現物の寄り付きが楽しみなこと、そして何より18時37分配信の日経電子版で、懸念されていたスペイン国債入札が波乱どころか無事且つ順調に終了(!)……2年物&10年物合わせて調達額25億4000万ユーロと、市場予想の25億ジャストを上回ったと出ていたことから、またひとつ波乱要因が消えたことが挙げられる。
 ただし今回のスペイン国債については、もともと前回から調達額を10億ユーロ引き下げていることで達成が半ば当然視されていたかもしれないことや、10年物の平均落札利回りが2月実施分比で0.3%超高の約5.7%で、コストがかかっている影響の不透明さは引き続き懸念材料ではあるかもしれない。