再度、先週末時点での信用残について。

 今日の株式新聞3・4面に、昨日の日経朝刊と同様に東証大証信用取引残高がリストアップされていたが、大きく違うのはさすが専門紙だけあって、売り残買い残共に前週との比較や信用倍率、おまけに当然のようにコードNo.まで、1.5面もの広々スペースに出ていたことである。日経はそんなにスペースが割けないのでそこまで出ておらず、あくまで残高のみ、しかもコードNo.がないばかりに我が3銘柄を探すのに手間取った。
 データは当然同じだが、前週との比較で新日鉄が売り残1817千減の買い残7280千増で信用倍率6.59、住金が923千減・1498千増で2.84、三井物産が109千減・1220千増で11.41だった。信用倍率くらい小学生でも計算できる余りにも簡単な割り算の商だが(?)、こうして自分の銘柄のみならず東証のみでも全銘柄出ていてくれる自体、ざっと眺めるには好都合ではある。如何にExcel等の表計算ソフトがある時代にあっても、よもや全銘柄の売り残買い残を御丁寧に入力していくヒマ&マニアもそんなにいまい(?)。以上の計算&リストアップくらい株式新聞の仕事である(!)。
 ともあれ、いずれも売り残が減であることからしても、先週の下げは少なくとも信用売りは殆ど関わっていないと捉えられる。