どうも「信用売り」じゃなく「外人売り」のようだ。

 今日の日経朝刊25面(証券5)に、先週末6日時点での東証信用取引銘柄別残高がダ〜ッと(?)リストアップされていた。一応東証とはいうが、隅のほうに大証1・2部と上場投資信託信用取引残高も少なからず出ていて、これだけで1面の半分のスペースが割かれている。
 そして我が3銘柄を見ると、新日鉄が売り残5648千株・買い残37224千株、住金が5497千株・15625千株、三井物産が997千株・11376千株となっていて、信用倍率がざっと数倍から10倍少々にとどまっていた。どうもこれだと6日に考察した先週の急落は、信用売りが膨らんだとかでは全くなく、円高を背景に専ら外人・海外投資家が売りを浴びせているに過ぎないと見るべきかもしれない。その証拠は明日東証が発表する、先週の投資主体別売買動向が語ってくれると思う。