住金株売却金で物産100株ナンピン買い、2単位に。

 今日の東証は昨日暴騰した(?)反動と、後刻ようやく連休明けになる米市場も見極めたいことから幅広い銘柄に利食いが入ったようで、日経平均が昨日比22円07銭安の9463円02銭で引けた。ただ、我が3銘柄のうち三井物産こそ10円安の1363円となったが、新日鉄が1円高の225円、後述するが当面1000株も買い戻しに出られなくなった(?)住金も1円高の162円と、依然として何故か(?)鉄鋼どころが買われている。鉄鋼セクターも今日利食いがあったと思うが、その利食いを吸収したのは昨日に引き続いて多分に外人買いだろう。度々触れるが昨年来、大震災、タイ洪水、欧州債務&米景気の問題でのハイパー円高、そしてそれらのお陰の粗鋼生産量減、といったネガティブ的売り材料が相次いだところへ、第3Q決算を経て日中のサプライズ的金融緩和が出たところで、円安反転にも乗って「待ってました!!」と怒涛の買いに出ている図式だ(!)。
 しかし僕的には残念ながら、新日鉄も住金もしばらく泣く泣く(?)見送り商状だ。株式新聞WebのMSチャートにも「過熱ゾーン:当面買い出動は見送るべき。のみならず含み益があれば売りも一法」といった短評が出ていたし、やはり先日の日経産業新聞に世界王者アルセロール・ミタルでさえ粗鋼減産&人員削減のリストラを敢行しているのが出ていたこともあり、直近において世界的鉄鋼インフレの懸念がなきにしもなのだ。先般の日中をはじめとする“世界同時多発金融緩和”がどう出るかが焦点ではあるが、米によるQE1・2の時のようにまたまた1次産品高騰だけに終わって、挙げ句新興国辺りから「またぞろ猛インフレにさせる気か!?」とブーイングが飛ぶにとどまる懸念もあったりする。

 一方、今日そういった利食い売りで下げるだろうと読んだ通りの物産を、今日の後場14時半頃か100株買い足すべく1365円の指値注文を入れ、僅か数分で約定した(!)。最初「1364」にしておこうかと内心欲張ったが(?)、「いや、所詮高々100株、65も64も大差ない」と思って1365でいってみたが、あろうことか皮肉にも注文を入れた刹那「64」を示現した(!)。慌てて「注文取消&再度指値設定」を試みようとしたが、時既に遅しで約定された直後だった。結局引けは「63」という皮肉三昧だったが(?)、65も64も63も変わるまいとしておくしかない(?)。ともあれ今日のこの買いで持ち高2単位の200株、平均単価1348円となり、含み益3000円の計上となった。
 今回のMy買い材料は、やはり既述の金融緩和の波で商品市況がまたぞろ活況を呈する読み、という至って単純なものだ。それに物産の今期通期配当55円で、既に昨秋中間配27円が払われたようなので、期末は28円の予想だ。なので住金1000株買い戻しても配当は最悪1000円だろうが、物産だと100株でも2800円(!)、いや、ことによっては期末決算時“もう一声”があるやもしれない(?)……そうなったら増配プラスその新たな上げ材料でもってのキャピタルゲインの、ダブル臨時収入と相成る(?)。まあそれがなくとも、明日以降3月にかけて1400円は乗せると睨んでいるので、今日はナンピン買いだとの認識でいる。
 ただ、この“財源”は先日住金1000株売りに出た際の16万超で、その辺ちょっと複雑だった(!)。