昨年2月4日付「新日鉄・住金合併」全記事コピー。

 今日は日曜で、先日来の厳寒から若干開放され小春日和的晴天となった。そこで昼過ぎに近くのコンビニに出向き、1年前の昨年11年2月4日金曜付の、ウチの朝刊各紙の例のネタを全部コピーしてきた……新日鉄・住金合併の第一報で、朝日・毎日・読売・日経本紙・日経産業の5紙である。しかしあいにく、その2日後の日経ヴェリタスや株式新聞は何処かへいってしまい(?)、日刊工業は未購読だった。ともあれ、スクラップするかコピーするかで迷いつつ早1年(!)、紙面が黄ばんで傷んできたので今頃になって何だが(?)A3サイズでコピーすることにした。そして“原紙”は近日中に、朝日の販売店による今月度古紙回収時に廃棄である。
 思えば前日の2月3日夕刻17時、残業休憩中に日経電子版携帯用で速報テロップをスクロールしていて、「新日鉄・住金が合併表明 両社が会見」といった見出しを見つけて目まいがしそうになった(!)……その時まだ新日鉄株をシコシコ買い始めたばかりで、持ち高もまだ20株しかなかった。そこへ突如そういう動きは十中八九翌日以降の株高騰につながるため、内心「あ痛〜ァ!!……明日は日経はもちろん、朝毎読も1面トップ間違いなし!!東証でも新日鉄や住金ストップ高もどきの高騰間違いなし!!」と叫ばずにはいられなかった(?)。ただ、今もそうだが後になって反省したこととして、両社が11年度決算で大損を計上する株式相互持合い(?)を進めたり、新日鉄住金ステンレスのような合弁会社を設立したり、表向き互いに商売敵ながら(?)ここ10年ほどでそういった親密な関係を築いてきて、ゆくゆく合併なりJFEのような持ち株会社経営統合に踏み切る、という伏線があったのを全く知らなかった。なので結果的にそんな僕が悪いことになる(!)。
 また、よもやそのひと月少々後に大震災など起きようとは夢にも思わず、更に秋口からの欧州債務問題も追い討ちをかけて、新日鉄が328円、住金が236円まで瞬間風速的に上がった株価が今や、やや持ち直したとはいえ1年超経た先週末それぞれ202円、145円となっている。
 しかし、これからいよいよアルセロール・ミタルポスコ等の世界トップクラスを追撃して、そう遠くない将来差し切らんとする両社の株価が、今そのレベルというのは僕的にはありがたいの一言に尽きる(!)。こういう時「if」は禁物というが、昨年もし大震災と債務問題が一切なかったら、ハイパー円高こそあるにせよ、今頃両社株が400〜500円辺りないしはそれ以上を目指していたかもしれない。昨年に一度目まいがし(?)、頭を抱えたのはそういうことだった。