新日鉄今期第3Q決算……下方修正&期末配当また未定。

 今日の日刊工業新聞2面(総合)左肩に「きょう(27日)の主な決算発表予定」がズラリ出ていて、新日鉄後場真っ最中の13時からだといい、ほぼ昨日の“予想”通りである(!)。
 そしていざ13時……しかし待てど暮らせど、日経電子版になかなかアップされない。結局載ったのは14時10分、後述する住金1000株買い戻しに出た直後である(!)。ともあれ、今期第3四半期決算……ちょっと余談だが、最近知ったこととして「四半期」を「Quarter:クォーター」という単語を使って「Q」と略したりする粋な表現がある(!)。株式新聞や日経CNBCでも時折目や耳にする機会があり、英和辞典で見るともともと「4分の1」や「4等分する」といった意味の名詞・動詞らしい。早速、いや、ようやくといおうか、当ブログでも今後多用することとしたい(!)。
 4〜12月期の売上高が前年同期比1%増の3兆698億円、営業利益が46%減の821億円、最終損益が12億円の赤字(前年同期は1044億円の黒字)だった。中韓との競争激化に加え、原材料価格下落を見て取ったユーザーからの鋼材価格引き下げ圧力が増した。そして株主的に肝心要の期末配当額に関しては、有価証券評価損の絡みで今期通期の業績確定時点で公表するという。
 まあほぼ事前に織り込まれていた内容だったが、配当に関して結局再度先送りということで、財務の傷み具合が想像を絶するものだとの印象を持った。そこで昨日から思っていたが、だったらいっそ無配にし内部留保にまわしてもいいのではないか。無配転落は確かに株主その他からブーイングが飛びかねない以前に苦渋の決断で、相当屈辱的でもあろうが、なまじ1円配とかに拘泥しないで思い切ってスパッとゼロにする……ただしこの借りは新日鉄住金になってから必ず2〜3倍にして返し、同時に屈辱も晴らす、とでも表明すれば大多数の株主は納得するのではないか。財務が傷みきっているのに苦渋も屈辱もあるまいし、第一、変に先送りするとか妙に拘泥するよりは全然カッコイイではないか(!)。