センター試験で“遠い昔にタイムスリップ”するが……(?)

 今年も昨日から大学入試センター試験が始まったが、これも毎年恒例、早速今日のウチの朝刊各紙にも一部科目を割愛しつつ問題&解答が出ていた。
 僕的にも86年の高卒以来実に26年……“引退”後既に四半世紀超を経過したということで、毎年毎年、国語から英語から社会までそれはそれは難しいのなんの(?)。しかし今日は社会科のうち現代社会と政治・経済にチョッと取り組んでみた(!)。かつて僕的に現社は高1の非選択科目で必須だったし、政経は高3に於ける倫理・社会との選択科目だった。

 朝日11面に出ていた現社の問題2題……

 第3問問3  下線部C(社会保障)に関して、日本の状況に関して最も適切なもの……
 1.介護保険料に、自治体間の違いがない。
 「確か大ありだったはず……!?」
 2.20歳になれば、学生でも国民年金加入義務有り。
 「確かそう!?……だからそれが今、長引く不況・デフレで保険料が払えないという保険財政の問題の一つになっている」
 3.社会保険は、医療保険、年金保険、雇用保険、生命保険、介護保険からなる。
 「生保は別じゃ……!?」
 4.憲法では生存権が保障されているが、公衆衛生の増進は国の定めの規定がない。
 「いや、ないどころか大あり!……憲法の何条か覚えてないがそう書いてある」
 
 同問6  下線部f(参議院)に関する憲法の記述として最も適当なもの……
 1.衆議院が解散された場合、内閣は国に緊急の必要があるとき、参議院の緊急集会を求めることができる。
 「直感でそれ!……それも何条か忘れたが確かに憲法に書いてある」
 2.法律案について衆議院参議院とで異なった議決をした場合、両院協議会を開催しなければならない。
 「“しなければならない”という義務だっけ!?……そこまでは憲法に書いてない」
 3.条約の承認、内閣総理大臣の指名、予算の議決に関して、衆議院参議院は対等の権限あり。
 「違う、対等じゃない。それぞいわゆる衆院の優越……参院がどうあれ衆院の議決が国会の議決」
 4.参議院議員の任期は6年で、2年に1度選挙が行われ、定数の3分の1が改選。
 「“6年”は合ってるが、“2年に1度”は3年に1度、“3分の1”は2分の1の誤り」
 
 しかし文字通り問題は(?)、読売27面(特別面)にあった政経のこの問題だった。
 
 第4問問1  下線部a(80年代の日本的経営)に関連して、日本の企業経営や雇用の特質の記述として最も適当なもの……
 1.株式持合いによって資金調達が行われていたため、間接金融の利用は進まず。
 「株の持ち合いと資金調達は関係あった!?……持ち合いとファイナンスは普通別個だが……新日鉄と住金が持ち合ったのはファイナンスに非ず」
 2.働きたいと思う限り、労働者の年齢にかかわりなく雇用し続ける終身雇用が慣行となった。
 「合ってるようなそうじゃないような!?……“年齢にかかわらず”って点が引っかかる」
 3.個人の年々の労働成果に対応する形で賃金が変動するのが年功序列型賃金。
 「成果対応は成果主義であって、年功序列とはチョッとニュアンスが違うような!?」
 4.産業別や職業別の労働組合ではなく、企業別労働組合が労使交渉の中心。
 「企業別もあるが、定昇やボーナスではまず産別だ」
  
 そう思って「2」と解答したが不正解、「4」が正解だという。はて、どこでどう勘違いしたものか……(?)。
 
 ともあれまあ、こうして毎年毎年センター試験問題を眺めるが、明日の朝刊で今日実施された残りの数学等が載るのと合わせ、頭痛の一歩手前に至ることもあれば(?)、「遠い昔に思いを馳せてタイムスリップ」しては学校時分……若かりし頃の(?)往時を懐かしんだりして時に癒されたりする。そんな人も多かろう、だから近年の出版不況にもかかわらず、僕の出版社でもないのに(?)山川出版社の本の売れ行きが妙に良かったりするわけだ。