今日の日経産業、読みどころ満載!!

 今日の日経産業新聞はいつになく読みどころ満載だった(!)……まず最終20面「News Edge」に先週からの大型連載記事「2011年企業の決断」があり、3回目の今回は先日14日に突如終わった(?)新日鉄・住金合併の公取委での審査についてである。昨日の日経朝刊11面(日曜に考える)にも同様の考察記事があったが、いずれも従来の既報内容をコンパクトにまとめた仕上がりになっている。これもこれで、来る連休中の「My考察」に役立ちそうである。
 次いで16面(素材・エネルギー)に、米原先物WTIが12年中は1バレル100ドルを中心にプラマイ10ドルで推移しようとの、日本エネルギー経済研究所が予測をまとめたという囲み記事があった。原油供給面では先般のOPEC総会で決議した日量3000万バレルを維持し、非OPECと合わせれば需給バランスは変わらないとしているが、中東情勢と欧州債務問題がその「プラマイ10ドル」を左右しそうだという。つまり中東情勢の緊迫化で120ドル、のみならず08年7月にマークしたあの、僕的に勝手に“第3次オイルショック”と命名している(?)147ドルの史上最高値までトライしよう……それだとプラス10ドルばかりか40〜50ドルだが(!)、逆に欧州問題が再燃すれば70ドルまで急落もあり得よう、ということだ。こと原油に限らないが、各種コモディティー価格の動向如何で三井物産株の急遽買い出動か(?)やはり見送りで目下の方針通り住金をシコシコ買うか(!)の分水嶺となるだけに要注目でもある。
 そして1面トップ&13面(国際)にも大きい連載記事「強いアジア企業 電機・IT編 上」があり、サムスン電子を筆頭に韓国・中国・台湾に日本を凌ぐ有力どころが目白押しといった考察内容である。これも後日「鉄鋼編」とでも銘打ってポスコや宝鋼集団等が取り上げられれば、12年の我がポートフォリオに影響を与えかねまい(?)。