ポートフォリオ見直し……三井物追加し、みずほ持続か(?)。

 今はあまり考えたくないことだが、これからいよいよ新日鉄株も住金株も上昇トレンドに転換しそうな雰囲気である。先の大震災からハイパー円高、欧米景気問題、タイでの洪水等々、下げ材料には事欠かず今年は散々だったようだが、来年に目を向けて週明けからそんな期待以上の僕的懸念が(?)渦巻いてきたのだ。とりわけ欧州債務問題に関しては、今週末8・9日のEU首脳会議や8日のECB(欧州中央銀行)理事会という2大イベントがあり、ここで世界中をアッと言わせる施策が噴出でもしてユーロが円やドル等に対して買い戻されることになれば、株式相場も超堅調どころではなくなろう(!)。その辺は今日の日経朝刊13面(日曜に考える)「市場アウトルック」にも取り上げてある通りだ。
 もっとも逆に肩透かし的発表や、議論百出の末来年早々にでも持ち越しという国を問わず最近流行りの事態なら(?)、ユーロのみならず主要国の株式相場も軟調どころではなくなる。僕的には不謹慎ながらそれを期待している面があるが、何れにしても明日以降少なくとも5・6・7日の3日間は、その思惑で買われる展開が不可避だとも思っていて、「さてどうしたものか」と思案しているわけである。
 目下の平均単価をおさらいすると、新日鉄が231円(先週末2日終値197円)、住金が141円(同141円)、みずほFGが8月に初めて100株買ったまんまの113円(同102円)で、「平均単価未満である限りナンピンを入れ続ける」という僕的方針からすれば、新日鉄とみずほFGは「買い余地」が残っていることになるが、週末の2大イベントで「欧州、地獄からの生還」(?)という議論になれば、「買い余地」がグンと減るばかりかゼロになりかねない。
 8・9日そしてイベント明けの12日やそれ以降、もし「買い余地」が一切なくなれば、一体どうするか……新日鉄も住金もみずほFGも、もはや買いに出られないと判断すると、一体何を買えばいいのか……
 そこで今日改めて日経会社情報秋号を見ながら検討したが、年初に一旦目をつけた三井物産などどうかと思った。2日付株式新聞1面「注目株」に、こういった総合商社ほど国際景気を鷲づかみにしてやまないセクターはないと取り上げてあり、今から3ヵ月保有で目標株価1450円、もし下落基調なら損切りライン1150円で手仕舞おうとしていた。先週末終値が1233円なので、向こう3ヵ月つまり来春3月辺りまでに1株200円超のキャピタルゲインを上げる推奨がなされていたわけだ。