主要国中銀ドル供給&中国利下げで暴騰!?

 昨夜就寝直前に日経電子版で「【速報】日銀総裁、11時から記者会見」と出ていて、23時ジャストに日経CNBCをつけたが、何故かライブは一切なかった。「まあ良かろう……ものの何時間後に直ぐ朝刊に載るはずだ」と思ってサッサと床についた。
 そして今朝のウチの日経本紙はもとより朝日と読売の1面トップに、日米欧の6つの中央銀行……日銀と米連邦準備制度理事会FRB)、欧州中央銀行(ECB)、英イングランド銀行カナダ銀行、スイス中央銀行が、国際金融市場へのドル資金供給の拡充のための対応策で合意したという記事が出ていた。日銀に限って言うと、ドル資金貸し出しの際に目下市場金利プラス年率1%上乗せしているが、それを0.5%程度に引き下げるという案で、昨夜臨時の金融政策決定会合を開いたのに伴う夜中の記者会見だったという。
 また、ややあって中国もここへきて景気減速感が出てきたとして、人民銀行が5日から預金準備率を、08年12月以来3年ぶりに0.5%引き下げると発表した。
 そうしたことで、昨日のNYダウが前日比490ドルも一気に跳ね上がり、1万2000ドル台回復となったので、今日の東証も超堅調だろうと見たのだった……案の定、前引け段階で日経平均は160円くらい、そして我が3銘柄も数円ほど、それぞれ上げていた。
 しかし驚いたのは後場に入ってからだ。日経平均こそ一時200円超上げたものの結局160円高にとどまったが、新日鉄が昨日30日比13円高(!)の196円で引けたのだ。住金も8円高の141円で、何だかんだと評価損益トントンにまでなってしまった(!)。新日鉄の評価損もつい先週末25日に6万4000円あったのに、今日一気に3万9000円にまで圧縮された(!)。後刻日経CNBCを見ると、両株とも中国関連銘柄として利下げが買い材料視されたとしていた。
 「わたしをそっちのけにし続けた山川君の勝利!?」
 「2つの意味でどうかな……まずそっちのけにした覚えはないって!」
 「全然書いてくれなかったのにィ〜??」
 「せやけどBGMのCDは殆ど『高田みづえ“名ばかり”全集』やったんやで」
 「ありがと……それやったら歌の練習は全くしてへんよね?」
 「ゴメン……それにちょっと風邪でノド痛めたし」
 「もう一つの意味は?」
 「勝利宣言までは早いよ……今日の上げは瞬間風速にとどまる恐れありだから」