今一度、日新鋼・日金工の経営統合について。

 日新製鋼日本金属工業は昨日、正式に公式的に経営統合を発表した。一昨日のどこの第一報かは未だ知らないが(?)、8月4日に日経朝刊がスクープした日立と三菱重と違って報道の否定はせず、両社事実上の全面肯定と受け取った(!)。
 なので今日はウチの朝刊で、株式新聞を除く全紙が取り上げていた。日経本紙や日経産業、日刊工業はもちろん、朝毎読も……ただ、毎日と読売は各々7面(経済)・8面(経済)にベタ扱いで、一昨日の日経夕刊・朝日夕刊と同様の内容だった……ということは、毎日は2日連続で似た内容のベタ扱いであり、やや遺憾である(?)。
 その点朝日は11面(経済)トップで、後述の日経や日刊工業にはスペースの都合があって内容量で及ばないものの、円グラフを併載し若干掘り下げた内容でまとめていて、「さすが朝日!」と思った(!)。その円グラフは2種類で、まず昨年の世界のステンレス鋼生産量(ステンレス協会調べ)で総計3069万トンを中国37%、日本11%、韓国7%、その他各国(内訳なし)で45%というから、その他の国が何カ国あるかわからないが、ゼロコンマ何%から5〜6%でひしめいているということだろう。もう一つが国内シェア(業界調べ)で、総計342万トンを新日鉄住金ステンレス32%、日新鋼24%、JFEスチール21%、日本冶金工業12%、日金工11%、と分け合っているという……昨日の日経朝刊と食い違っているのは(?)「日経推定」と「業界調べ」の違いだとしておきたい。
 あとは昨日今日の日経本紙と同様の内容だが、一般紙の宿命であるスペースの都合で日経本紙や日経産業、日刊工業のようにあれやこれやと書けず(?)、まるでポイントのみまとめてあるようにレイアウトされていた。しかし未だ日経を読みこなす“修行中”につき朝日で精一杯、という人向けには十分の内容である。