明日の決算発表目前の予測記事。

 今日の日経朝刊1面に、パナソニックが今期の連結最終赤字が3千億円に達する見通しという記事が出ていた。馬鹿馬鹿しくて取り上げなかったことで(?)先日読売朝刊が1面準トップでスクープした、かつてはシェアトップを維持し続け我が世の春を謳歌していたはずの「テレビ事業の縮小」に伴うリストラ費用や、かねてからのハイパー円高やタイ洪水問題、それに傘下に収めた三洋電機絡みの収益力低下のこともあって、赤字が3千億から拡大する恐れもあるという。
 しかし一体全体、我が古巣ながらどうなっているのか皆目見当がつかない。松下幸之助の言葉を借りれば「利益は社会の役立ち料」、なのであれば、テレビ事業を中心とする昨今の赤字は何の役にも立っていないばかりか、何か反社会的なことでもやっているのかと思われても仕方がない(?)という証左でもあろう……何しろ「赤」なんだから(!)。
 また、幸之助曰く「好景気良し、不景気更に良し」とも言うことからすれば、いくらハイパー円高その他のためとはいえ、ちょっとテレビ事業を縮小するからといって千人規模の削減を打ち出すのも変といえば変である。
 それにしてもまあ、幸之助の思想が案の定根本から誤っていたのか、現経営陣が経営らしい経営を行なっていないのか、去年もさんざん言ったが現場が毎朝の「所感」一つマトモに喋れないアホばっかりで全くコントロールが利いていないのか(?)何れかしか考えられないが……今日はもう遅いので、明日住金その他共々9月中間決算の発表でもあり、明日明後日にまた触れたい。