新日鉄株、一時200円割れ。

 今日の東証新日鉄株がとうとう、一時ながら大震災翌日の3月15日以来だったか200円を割って、僕が確認した時点で197円をつけていた(!)。結局今日の安値は195円でまさに昨日の今日なのか(?)、「200円を割れば年初来安値192円が視野に入り、最安値トライの事態に陥ろう」と綴ったばかりだけに……しかし最安値まであと3円のところでまさにUターンし、引けにかけて値を戻したようで、結局昨日比1円高の205円となった。なお、後刻ウチに帰って見た日経CNBCでも取り上げられていて、案の定200円割れは3月15日以来7ヵ月半ぶりだと言っていた。
 220円や210円割れはまだ許せても、200円ラインだけは絶対死守というわけか(?)。僕的にはこのまま190円台後半、ましてや191円以下の安値更新になったら、明日の寄り付きで50株臨時買い出動に出ようと思っていただけに、残念といえば残念である(?)。
 
 ところで昨日発表になった9月中間決算で、まず日経朝刊13面(企業2)トップにJFE HDと一緒に丁度比較する形で出ていた。今期経常利益見通しで7月に一旦発表した額を500億円引き下げ、前期比20%減の1800億円としたが、この辺は1ヵ月半後の12月中旬発売の日経会社情報冬号や、また今後随時、日経朝刊企業面なり投資・財務面にも予想記事が出るだろうから、僕も随時気に掛ければいい。
 そして日経産業新聞2面(環境・新エネルギー)には、昨日電子版で読んだ「タイ洪水問題で50億円の経常減益見通し云々」が出ていたが、その内訳として鉄鋼事業40億、残り10億がその他だという。
 更に日刊工業新聞13面(鉄・非鉄・化学・素材)トップでも日経のようにJFEと比較対照する形で出ていたが、株式配当に関して、後日受け取る中間は予定通り1株1.5円であるものの、期末については何と困ったことに未定だという(!)。まあ無配転落でもないだろうが(?)、大震災や欧米景気・債務問題とそれによるハイパー円高、ようやく落ち着いてきたとはいえコモディティー高、そしてタイでの洪水と、今年こうも問題ラッシュでは配当する確約ができないというわけだろう。
 余談だが、こうして中間・期末決算の発表があるたびに日経各紙や日刊工業で読めるのは当然としても、朝日・毎日・読売その他には一切出ないというのはあまりにも侘しく、遺憾ともいえる(!)。日経や日刊工業と違って、一般紙だから経済面が1〜2ページしかなく仕方もない(?)、決算ばかりは日経や日刊工業、各業界の専門紙に任せればいい、決算に関しては業界ごとに主だった企業が出揃ってから、まとめて「所感」を綴ればいいとしているようだが……