新日鉄株初の売り出動検討へ……

 今日の東証新日鉄株が一時270円ジャストまで値を上げ、僕的にも一時2400円もの含み益が生じた(!)。終値は昨日比変わらずの267円だが、依然1500円の含み益が生じたまま今週を終えた。
 住金にしてもそうだろうが、今のこの水準の高低に関しては色々と議論の余地があろう。しかし僕的には株式新聞Web・MSチャートの指摘通り、粗鋼生産ではないが相当な過熱感があると思う(?)。新日鉄も住金も、6月9日に付けた直近の安値230円・160円から1ヵ月で20〜30円も急進しており……「も」と強調するのは発行済株式数を考えれば当然で、新日鉄だと時価総額でこの間2千億円増えたことになる。
 今日の相場に限っていえば、まだ米6月雇用統計の発表直前で為替や金利がどう動くかわかったものではないにもかかわらず、こうも昨日までに引き続いて堅調に次ぐ堅調なのはある意味異常で、僕的に違和感をおぼえる。いよいよ来週だろうか、遅くて再来週か4〜6月期決算が出るが、それを織り込みつつ発表と同時に一斉に売りを浴びせる魂胆なのかもしれない。
 そう考えると、300株あるうちの100か200ばかり、一旦キャピタルゲイン受け取り目的の初の売り出動を検討せざるを得なくなる。新日鉄も住金も、MSチャートの短評の中で「当面買いは厳禁」という禁止令まで発令されているので(?)、逆にいえば後日必ずその分以上の買戻しを条件に売りに出すことも、取得コスト引き下げ上必要不可欠なのだ。まあ明日の日経本紙と株式新聞、明後日の日経本紙と日経ヴェリタスで種々検討することになろう。