森内九段、フルセットの末名人復位。羽生前名人は棋聖・王座の2冠に。

 今日、将棋の第69期名人戦七番勝負の第7局で、森内俊之九段が羽生善治名人に勝ち4勝3敗のフルセットで名人復位を遂げたようだ。毎日新聞携帯サイトにアクセスし、九段が名人復位とテロップであったのだが、有料登録していないサイトなので詳しくはわからない。あくまで勝ち負けだけ知ったわけで、慌てず騒がず明日の朝日・毎日朝刊という主催紙を待てば良かろう。
 羽生名人の3連敗からの追い上げは、やはり往年の凄まじさとしか言いようがない。第4局でやっと1勝をあげたが、その時「第5局以降で九段が巻き返し、名人復位確実と見る」と綴ったのを反故にさせんという勢いだった(!)。
 今回「十九世名人」に「十八世名人」が挑戦という、かの中原VS大山戦以来20数年振りの永世名人対決だったとのことだが、今後関心があるのは、1.羽生棋聖・王座がいよいよ超久し振りに(?)無冠になってしまうのか、2冠防衛と共にまたタイトルを増やすか、2冠失冠寸前に竜王その他を奪還し無冠回避に頑張るのか、そしてA級順位戦の動向 2.第70期は渡辺明竜王が挑戦するか否か、挑戦するなら名人奪取か否か、といったことだ。