300系のみならず700系をも一気に淘汰か!?……新車N700A。

 今夜20時59分配信の日経電子版に、今日JR東海東海道・山陽新幹線に、現行のN700系の改良バージョン「N700A」を来年度から導入する発表をしたと出ていた。とりあえず12年度6編成、13年度7編成の計13編成を導入するという。
 まだ第一報なので具体的にはわからないが、現行のN7よりも消費電力が小幅ながら更に抑えられていて、デザインも若干変わるらしい。ただ、N7が700系に比べて19%の省エネを実現した一方、N7AはN7比でそれほどまでの省エネには至らないという。また、N7からのスピードアップも特にないとのことで、どうやらN7とN7Aは「のぞみ」中心の共通運用をするようだ。
 それでもこうした「新旧N7」導入で300系はもちろん、早くも700系をも淘汰の対象にするとも出ていたのは、先日国交省から改めて建設指示を受けた中央リニア、その開業予定27年までのツナギ役を担うのと、やはり沿線にある中部電力浜岡原発停止に伴う、ある意味当然の対策の一環なのだと思う。
 まあ詳細は明日以降の日経本紙や日経産業、そしてもちろん来月以降の『鉄道ジャーナル』に逐次載るだろう。