改めて、今年度の粗鋼生産量1億トン少々の見通し。

 今日の日経朝刊9面(企業総合)に、昨日の日本鉄鋼連盟の会見で今年度の粗鋼生産量が1億トンにプラス1千万トン弱である見通しを示したという記事が出ていた。既に前年度実績の1億1077万トンというのは毎週月曜日付「景気指標」にもある通りだが、やはり先の大震災の影響で今年度1千万ラインのハードルは無理のようだ。ただ、4〜6月期が2690万トン弱という経済産業省の見通しも既にあり、7〜9月期以降が2700万トン程度で推移すれば確かに「1億越え」だ。
 今年度のクルマの生産台数が800万台程度との見通しも示していて、丁度同じ9面に、トヨタを筆頭とする乗用車8社の4月生産台数が、前年同月比60.1%減の27万9345台と過去最大の落ち込みとなったとも出ていたことからすれば、今年度厳しいのが自明の理なのはわかる。
 しかし新日鉄株をチマチマ買い集めている(!)僕的には、早くも来年度を見据えたいところなのだ。何がどうあれ、住金との合併後を見据えたいところでもあるのだ。