遂に「28週連続」の新記録……投資主体別動向。

 今日の毎日朝刊8面(経済)と日経朝刊1面・17面(マーケット総合2)に、いずれも昨日東証が発表した今月第2週(9〜13日)における、3市場の投資主体別売買動向で海外投資家が796億円の買い越しを記録し、これで28週連続の新記録になったと出ていた。昨秋11月頭から始まった米量的金融緩和第2弾(QE2)の進行とパラレルで、この間の買い越し額が4兆7903億円、一方で売り越した国内法人が2兆円、個人投資家が1兆4千億円という。こうまで買い越し続きなのは、東日本大震災並びに原発の事故・運転停止の問題の材料も含めて未だ日本株が出遅れ基調なためで、PBRが1倍なのは米中のそれぞれ1.7倍・1.9倍より低いのが、国内のネガティブマインドと裏腹に海外から見れば岡目八目であるのを差し引いても美味しいということだろう。